
ここは元々大谷石の地下採掘場だった場所。
写真では判りにくいかと思いますが、恐ろしく巨大な地下空間が広がっております。
天井は高いところで20mはあるでしょうか。
とにかく荘厳。
そして超寒い。

この辺り一帯には地上にも山肌を削るような採掘場(露天堀りによる採掘)が多く存在しますが、大谷石は深い地層にあるものなので、技術が確立されてからはこのような地下採掘場を伴う坑内掘りが主流になったそーです。

今は採掘場としての役目を終え、大谷石の歴史資料館として、はたまた美術展やコンサートなどが開かれる多目的スペースとして活用されております。
ちなみにこの日は奥の立ち入り禁止スペースでビジュアル系バンドのPVが撮影されていました。
とても神秘的な所ですから使いやすいんでしょうね。


所々にアートなオブジェが・・・
ちなみにこれらの写真は人が居ない時を見計らって、三脚を使い開放時間長めで撮影しています。
結構観光客が絶えない場所なので、結構恥ずかしいです。
無論、ドールを出すブレイブハートは私にはありませんでした・・・

こんな感じの部屋がいくつかあります。
他にもアップダウンがあったりと構造はかなり複雑ですね~
立ち入り禁止地域も相当広いそうなので、迷い込んだら本当に帰れなくなるかも・・・

綺麗に切り取られています。
特殊なチェーンソーで切り出すらしく、一部の機材が入り口下に展示されていたりします。
人間ってすげーなーーーって思います。

終戦間際は軍事工場としても使われていたようで、こんな所を工場代わりにしてたなんてよっぽど追い込まれていたんだなぁと実感。

ここは08年に放映された『喰霊 -零-』ってアニメで戦いの舞台にもなったのですが、実はここに来た裏の理由はそれだったり・・・
外郭放水路や旧新橋駅、川崎の工場地帯、めがね橋とスタッフにスキモノが居るに違いないというステキなロケ地満載のアニメでした。

帰りは宇都宮までバスで戻ります。
駅前にある某餃子屋前には大谷石で出来たとても危険な像が・・・
餃子はおいしかったですよ。
巨大廃墟、巨大観音像、巨大地下施設と、巨大マニアにはたまらない栃木の大谷エリア。
都内からだと案外楽に行けますので、日帰り旅行にオススメです。

帰ってから速攻でこんなイラストを描いたり・・・
そういえばこの絵がpixiv初投稿。イラスト描くなんて5年振りくらいでした。